
「数字は達成できている」「クライアントからの反応も悪くない」
──それでも、どこかモヤモヤとした疲れを抱えている。
そんな営業の現場に、多くの人が身に覚えがあるのではないでしょうか。
“頑張って動く”ことを基準にしてきた営業スタイルには、見直すべき限界があります。

「順調に進んでいます」と言われても、
どこまで進んでいるのか、どんな動きがあったのかが見えなければ、
クライアントは不安になります。
営業の現場では、見えない部分にこそ“不安”が潜んでいるのです。

営業提案において、言葉だけで魅力を伝えるのは限界があります。
そんなときに強力な後押しになるのが「数字」です。
数字は“説得”ではなく、“納得”を生む武器なのです。

対面での商談が主流だった時代とは違い、
オンライン営業では「その場の空気感」や「身振り手振り」に頼ることが難しくなっています。
だからこそ、資料で伝える力=営業成果に直結する力になっています。

「営業って、結果さえ出せばいいんでしょ?」
──そう考えている人は、意外と多いものです。
けれど、非対面・オンライン前提の今、報告やレポートといった“可視化された情報”が、信頼構築に直
結する時代になっています。
営業レポートはただの記録ではなく、「あなたに任せて大丈夫」と思ってもらうための、大切なコミュニケーシ
ョンツールなのです。

数字は大事。でも、それに振り回されたり、苦しくなったりすることも多い──
そんな営業現場の声をたくさん聞いてきました。
だからこそ、今こそ“数字とどう付き合うか”を見直すタイミングなのです。

営業支援・SNS 運用・インサイドセールス──
こうした“結果がすぐには見えない”仕事は、「数値化が難しい」と感じがちです。
でも、適切な指標を設けることで、こうした仕事も整えながら進めることが可能です。

「なんとなく上手くいってる」
「肌感では順調」──
そんな感覚営業も、一定までは成果が出るかもしれません。
でも、継続的に成果を出したいなら、“数字の基準値”を整える必要があります。

「とりあえず目標は高めに」
「上から言われた数字だから仕方ない」──
そんな状態が常態化すると、現場に疲弊が生まれ、数字への信頼が失われていきます。

KPI を立てているのに、成果につながらない──
その原因のひとつに、「行動指標」が間違っているケースがあります。
KPI は“結果を出すための行動”を測るものであって、“数字だけを並べるもの”ではありません。