
「タイミングが合わずにお断りしたら、それっきり」
「ちょっと断っただけで、関係がギクシャクしてしまった」
そんな経験、ありませんか?
でも実は、断ったその瞬間こそ、“次につながるか”が試されているのです。

「とりあえずチャットで金額伝えておけばいいよね」
「細かい書類作るほどの仕事じゃないし…」
そんな感覚のまま、曖昧なままで進めてしまうと、
後から“モヤモヤ”や“トラブル”に繋がるのは、いつもフリーランスのほうです。

「ありがたいことに、全部紹介で回っていて」
「紹介がメインなので、営業はあまり…」
それは一見、理想的な流れのように聞こえるけれど、
その“紹介”が止まったとき、仕事はどこからやってくるのでしょうか?

「今ちょっと立て込んでいて…」
「納期が重なって、寝る暇もなくて」
そう口にするたびに、どこかで“私は必要とされている”と安心していませんか?
でもその“忙しさ”、本当に健全な売れ方でしょうか?

「この価格でお願いできませんか?」
「知り合い価格で…って言われて…」
「断られるのが怖くて、つい下げてしまった」
そんな経験、フリーランスにはきっと誰しもあるはず。
でも、それが癖になってしまうと、“自分の価値を自分で削る”仕事の仕方になっていきます。

「好きなことを仕事にしたい」
「得意なことで誰かの役に立ちたい」
そう思ってフリーランスになった人も多いはず。
でも、“好きなこと”を“お金をいただく仕事”に変えた瞬間、
そこには対価に見合う責任と継続の覚悟が求められるようになります。

納期が遅れた、対応が雑になった、説明が足りなかった──
そんな場面で、「すみません、フリーランスなので…」という言葉が出てしまう。
もしくは心の中で、「社員じゃないし」「そこまで求められても」と思ってしまう。
でもそれって、本当に“通用する理由”でしょうか?

事業が成長していくにつれ、商品やサービスだけではなく、
“誰がやっているのか”という視点で選ばれる時代になっています。
そして、その“顔”として見られているのが──
間違いなく「あなた自身」です。

「代表なのに、そんなことも知らないの?」
「人に頼るなんて、情けないかも」
そんな思いから、自分の弱さや足りなさを隠そうとしてしまうことはありませんか?
でも、本当に信頼される経営者は、
自分の未熟さを“認識して受け入れている人”です。

「これ、なんとかしておいて」
「いい感じにまとめて」
「柔軟に対応してくれたら助かる」──
言葉としてはやさしく聞こえるかもしれません。
でもそれは、“具体性を伴わない指示”=ただの丸投げになっている可能性があります。