"No"を言う勇気:生産性と心の健康を高める境界線の設定

2025/06/23
断れない自分が招く悪循環
営業職は「イエスマン」になりがちです。
顧客の無理な要求、上司からの追加業務、同僚からの急な依頼…すべてに応えようとした結果、本来集中すべき重要な業務が疎かになり、やがて心身の疲弊につながります。
実は、適切な場面で「No」と言える能力こそが、真のプロフェッショナリズムの証なのです。
自分の優先順位を明確にする
「No」を効果的に使うには、まず自分にとって何が重要かを明確にする必要があります。
週の始めに、「絶対に達成すべき 3 つのタスク」を決めておきましょう。
新たな依頼が来たとき、これらの優先タスクと比較して判断します。
また、「自分の役割は何か」を常に意識することで、本来自分がすべきでない仕事を断る基準ができます。
建設的な断り方のフレーズを用意する
「No」と言うときのコミュニケーション方法が重要です。
「申し訳ありませんが、現在手一杯で十分な対応ができません」と率直に伝えた上で、代替案を提示しましょう。
例えば「来週の木曜日ならお手伝いできます」「〇〇さんなら詳しいかもしれません」などの選択肢を示すことで、関係性を損なわずに断ることができます。
特に顧客の無理な要望に対しては、「それをお受けすると、品質が保証できません」と、顧客にとってのリスクを説明することも効果的です。
「No」を言った後の罪悪感と向き合う
例えば、断った後に感じる罪悪感に対して「自分の時間を守ることは、長期的には全ての関係者にとって価値がある」と自分に言い聞かせることで、感情的な揺れを和らげることができます。
適切な「No」は、相手への誠実さの表れであり、持続可能な関係構築の基盤です。今週から、小さな場面でも「No」を練習し、自分の時間と心の健康を守る習慣を身につけていきましょう。
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