「偉くなりたい」わけじゃない。「人生を選びたい」と願う、私たちの本音 出産・育児を経た女性たちが本当に求めるもの

2025/07/10

女性は「偉くなりたい」わけじゃない。そう聞くと、驚く方もいるかもしれません。
もちろん、キャリアを追求し、組織のトップを目指すことに情熱を燃やす女性もいます。
しかし、多くの女性、特に結婚や出産、育児といったライフイベントを経験した女性たちが心の奥底で願って
いるのは、「偉くなること」よりも、もっと根源的な「自分の人生を選びたい」という自由ではないでしょうか。

組織の「偉い人」というゴールだけじゃない

現代社会では、昇進や役職といった「縦のキャリア」が成功の象徴とされがちです。
男性中心に築かれてきたこの価値観は、女性たちにも無意識のうちに影響を与えてきました。
「女性活躍」という言葉の裏で、「もっと出世しなさい」「管理職になりなさい」というメッセージが、ときにプレッ
シャーとして聞こえることもあるかもしれません。
しかし、女性たちの望みは多様です。子どもとの時間を大切にしたい。
家族との絆を深めたい。自分のペースで、本当に価値を感じる仕事に携わりたい。
地域社会に貢献したい。
あるいは、全く新しい分野に挑戦したい。
こうした願いは、必ずしも「偉くなる」というゴールと一致するわけではありません。

「選べる自由」が、私たちの可能性を広げる

私たちが本当に求めているのは、それぞれのライフステージにおいて、自分にとって最適な選択ができる自由です。
キャリアを一時中断して育児に専念することも、子育てと仕事を両立させるために時短勤務を選ぶことも、
あるいは全く異なる職種へ転身することも、個人の意志で「選べる」社会。そこにこそ、真の女性活躍の姿があるはずです。
「偉い」という一元的な価値観に縛られるのではなく、多様な生き方、多様な働き方が尊重され、どれを選んでも「素晴らしい人生だ」と肯定されること。それが、女性たちが本当に輝ける社会の姿です。

男性も共に考える「人生を選ぶ自由」

この「選べる自由」は、何も女性だけの願いではありません。
男性もまた、仕事一辺倒の生き方から解放され、育児や介護、地域活動など、多様な人生の選択肢を
持ちたいと願う人が増えています。
女性が人生を選びやすくなることは、社会全体の価値観を広げ、男性にとってもより豊かな人生を送るため
の道を開くことにつながるのです。

「偉くなること」だけが成功ではない。私たちは皆、自分自身の価値観に基づいて、納得のいく「人生を選ぶ」ことができる社会を目指したい。その視点こそが、これからの社会をより豊かにする鍵となるでしょう。

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