“相談される人”になるために、経験をどう活かすか

2025/07/09
「これまでにいろんな仕事を経験してきた」
「たくさんの人と関わってきた」
──その経験、誰かの役に立てていますか?
どんなに豊かなキャリアを重ねていても、
“語るだけ”では、信頼にはつながりません。
“相談される人”になるには、経験を“相手に届けられる形”にする必要があるのです。
経験を“知識”にせず、“知恵”として伝える
ただ事例を語るだけでは、「すごいですね」で終わってしまいます。
でも、そこに相手への視点が加わると──
「なるほど、参考になった」と“実感”に変わります。
たとえば、
・「私のときはこうでした。でも今回は少し違いそうですね」
・「こういう考え方もできるかもしれません」
・「私だったら、こう進めてみます」
こうした“寄り添いながらのアドバイス”が、信頼される経験者の共通点です。
“教える人”より、“一緒に考える人”であること
一方的に知識を伝えるだけでは、
相手との距離が生まれてしまいます。
大切なのは、「この人なら一緒に悩んでくれそう」と思ってもらえる関係性です。
・「どうしたい気持ちが強いですか?」と聞く
・「何が一番気がかりですか?」と掘り下げる
・「私も迷ったことがありました」と共感する
この姿勢があると、“相談しやすい人”として記憶に残るようになります。
“経験を伝えること”より、“経験を使うこと”を意識する
「私はこうだった」よりも、
「あなたの状況であれば、こう考えてみるのはどうでしょう」
という視点が、経験の“使い方”です。
その人に合わせて、過去の経験を編集し、届け直す。
それができる人こそが、本当に頼られる存在です。
まとめ
経験があるから信頼されるわけではありません。
経験を“相手のために使えるかどうか”が、信頼のカギになります。
教えるより、寄り添う。
話すより、一緒に考える。
その姿勢が、「この人に相談したい」と思わせる力になるのです。
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