「まずは無料でやってみようかな」にひそむ落とし穴

2025/7/7

起業準備中、「まだ自信がないから」「まずは感触をつかみたいから」と、サービスを無料で提供しようと考える人は多いです。
けれど、“無料”が当たり前になってしまうと、思わぬ壁にぶつかることもあります。

無料だと「価値」が伝わりづらくなる

無料のサービスは手軽に試してもらえる反面、受け手にとって“ありがたみ”が薄くなることがあります。
「試しに使ってみただけ」「時間を守らない」「フィードバックがもらえない」といった状況は、無料だからこそ起こりやすいのです。
価格をつけることは、提供する側にも受け取る側にも“責任感”を生む行為。
どんなに自信がなくても、価値を感じてもらうためには、小さくても価格をつけることが大切です。

「安売りマインド」から抜け出せなくなる

一度「無料でやるのが普通」と思われてしまうと、いざ有料にしようとしたときに「前は無料だったのに」と言われたり、自分自身も価格を上げづらくなったりします。
最初の価格設定は、自分のビジネスの方向性を決める起点になります。
たとえば、「お試し価格」「人数限定モニター」など、あくまで“本来は有料”である前提を崩さない工夫がおすすめです。

「お金を払ってでも受けたい」と思わせる準備を

無料の段階で感触をつかむこと自体は悪いことではありません。
ただし、やるべきは価格をゼロにすることではなく、「有料でも納得される中身」を整えることです。
説明のわかりやすさ、流れのスムーズさ、相手に合わせた対応──
これらがそろっていれば、自然と「このサービスにお金を払いたい」と感じてもらえるようになります。

まとめ

「無料だから」ではなく、「価値があるから」選ばれるサービスを目指すことが、起業の第一歩です。
価格をつけることは、自分の仕事に責任を持つという意思表示でもあります。
“まず無料”の一歩が、ビジネスを曖昧にすることもある。
最初から“価値を伝える意識”を持つことが、起業後の土台になります。

ブログ提供企業

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