数字で見る!テレマーケティング ROI 計測術

2025/06/07
「テレマーケティングにお金をかけているけど、本当に効果があるのかわからない」とお悩みではありませんか?
多くの企業が感覚的な評価に頼り、正確な投資効果を把握できていません。
本稿では、テレマーケティングの成果を数字で明確に測る方法をご紹介します。
基本の 3 つの数字を押さえる
テレマーケティングの効果測定でまず押さえるべきは「かけた費用」と「得られた売上」の関係です。
例えば、月 10 万円のコストで 30 万円の売上が生まれれば、単純計算で 3 倍の回収率となります。
しかし、より正確に把握するには、以下の 3 つの数字を分けて考えましょう。
1. 直接コスト:人件費、電話代、ツール利用料など
2. 間接コスト:研修費、管理者の人件費の一部など
3. 売上貢献:直接売上だけでなく、将来の商談につながった案件の期待値も含める
特に 3 つ目の「売上貢献」は見落としがちですが、テレマーケティングが商談の「きっかけ」となり、後日成約した案件も価値として認識することが大切です。
ある機械メーカーでは、テレマーケティング後 3 か月以内の成約も「貢献度 50%」としてカウントすることで、本当の効果が見えるようになりました。
顧客単位の収益性を見る「LTV 分析」
テレマーケティングの真価は、一度の売上だけでなく、顧客との長期的な関係構築にあります。
そこで役立つのが「顧客生涯価値(LTV)」の考え方です。
これは「一人の顧客が将来にわたってもたらす収益の合計」を意味します。
例えば、ある保険代理店では獲得コストが 1 件あたり 2 万円かかるものの、平均 LTV が 15 万円あることがわかり、積極的な投資判断につながりました。
「獲得コスト」と「LTV」を比較することで、一見コストが高く見えても、長期的には大きなリターンをもたらす活動かどうかが判断できるのです。
改善につなげる「プロセス指標」の活用
最終的な売上だけでなく、途中経過を示す「プロセス指標」を測ることも重要です。
例えば以下のような指標を日々チェックします:
• コール数に対する会話成立率
• 会話から資料送付につながった率
• 資料送付から商談につながった率
これらの数字を細かく追うことで、「どこで躓いているか」が明確になり、ピンポイントで改善できます。
ある IT 企業では、この分析により「資料送付から商談までの率」が低いことがわかり、フォローコールの内容を改善した結果、成約率が 35%向上しました。
まとめ
テレマーケティングは「勘」や「感覚」ではなく、しっかりとした数字で効果を測定できる活動です。
適切な指標を設定し、定期的に振り返ることで、投資対効果は着実に高まります。
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