インサイドセールスの自動化、どこまでやるべき?

2025/07/06
見込み顧客との接点を増やすため、インサイドセールスにチャットボットやMA(マーケティングオートメーション)を導入する企業が増えています。
一方で、「自動化しすぎて手ごたえがない」「相手の温度感がつかめない」といった声も少なくありません。
一次対応の自動化でリード数は増える
資料請求や問い合わせなど、初期接点の自動化によって、リードの獲得数は大きく増加します。
フォーム送信後の自動返信や、スコアリングによる反応の自動分類などは、確かに業務効率を高める手
段です。
しかし、“数”が増えても“質”が伴っていなければ、営業につながる確度は下がります。
ただ送るだけ、ただ答えるだけの対応では、相手との関係性は深まりません。
自動化できるのは「判断がいらない領域」
インサイドセールスの中で自動化に向いているのは、情報提供や日程調整、見込み客の条件分けといっ
た“定型化された対応”です。
逆に、ヒアリングやニーズ把握、タイミングの見極めといった“状況判断を伴う対応”は、今も人の役割で
す。相手ごとの事情や感情をくみ取りながら進めるプロセスこそ、商談化の成功率に直結します。
「自動化すべき領域」と「人が介在すべき領域」を明確に分けて設計することが必要です。
自動化=放置ではない
自動化というと「人の手を完全に離れる」イメージを持たれがちですが、実際は“人が設計し、見守るプロセ
ス”です。
反応が鈍い、成約につながらない、といった兆候を見逃さず、必要に応じて人がフォローする体制が求めら
れます。自動化は、放置を正当化する理由ではありません。
むしろ、人の時間を“本当に必要な相手”に集中させるための手段なのです。
まとめ
インサイドセールスの自動化は、作業の効率化だけでなく、顧客との関係構築を最適化する手段でもあり
ます。すべてを自動化するのではなく、どこを任せ、どこで人が介在するかを丁寧に設計することが成果に直結します。“任せすぎない自動化”こそが、現代の営業におけるベストバランスです。
ブログ提供企業
株式会社Tasukaru 女性活躍推進を掲げ取り組んでいる企業 『プロフェッショナルである』という事を大事にしつつ出産・子育て中の女性・子育てが終 わった方・独身の方全ての方々に幅広く柔軟な働き方を提供している企業 https://tasukaru39.com/