「私にしかできない仕事」は、誤解されやすい落とし穴

2025/07/31

「これは私にしかできない仕事です」
自信や責任感の表れとして、そんな言葉を口にする人も多いかもしれません。
けれど実際の現場では、その“唯一無二”という意識が、かえって信頼や仕組みづくりの障害になってしまう
ことがあります。
大切なのは、“替えがきかない人”になることではなく、“安心して任せられる人”になることです。

属人化は、信頼ではなく「依存関係」を生む

「この人じゃないとできない」状態は、一見すると頼られているように見えますが、
いざ不在になったときに仕事が回らなくなるリスクを抱えています。
営業や在宅でも、「誰でも理解できるように残す」「共有して進める」姿勢が、長期的な信頼につながりま
す。

自分だけのやり方を持ちすぎると、周囲が動きにくくなる

「私はこの手順でやっています」と言われると、周囲はその人に合わせなければいけなくなります。
仕事は“協働”で成り立っている以上、他の人が参加しやすいように整える視点が欠かせません。

「価値のある人」より「再現性のある仕事」を目指す

クライアントが求めているのは、「この人がすごい」ではなく「安心して任せられる」こと。
あなたがいなくても成果が出るしくみを整えることが、むしろ継続的な信頼を得る近道です。

まとめ

「私にしかできない」は魅力的な響きですが、その裏には属人化・過信・孤立のリスクが潜んでいます。
ひとりで抱え込むのではなく、周囲と共有できるしくみを作ることが、信頼を長く積み重ねる力になります。

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