「人を雇う」ことは、“生活を預かる”こと

2025/7/7

事業が少しずつ広がり、「そろそろ誰かに手伝ってもらおうかな」と思ったとき。
そこには、“人を雇う”という選択が出てきます。
でも、雇用は単なる業務の分担ではなく、誰かの時間と人生を預かる責任が伴います。

「手が足りないから」と軽く始めない

忙しさを理由に、「とりあえず誰かを入れたい」と勢いで採用を進めるケースもあります。
けれど、明確な業務設計も体制もないまま人を入れてしまえば、混乱や不信感の火種を自分でつくることにもなりかねません。
“手伝ってもらう”という感覚ではなく、“共に働く環境を用意する”という意識がなければ、雇用は長続きしません。

その人にも“人生”があることを忘れない

誰かを雇うということは、相手の生活リズムや収入に直接関わること。
「やっぱりやめた」「うまく教えられない」では済まない状況が生まれます。
雇用とは、その人の時間、期待、信頼を一時的にでも預かる行為。
業務の依頼や評価に迷いがあるなら、それは自分の準備不足かもしれません。

自分に「任せられる準備」ができているか?

教える時間を取れるか、指示を明確に出せるか、継続的に報酬を払えるか──
雇う前に確認すべきことは、たくさんあります。
「お願いしたいことは山ほどあるけれど、渡せる状態になっていない」
そういう場合は、まず任せられる土台を整えることが先決です。

まとめ

人を雇うとは、作業を手放すことではありません。
責任を分かち合う以上の責任を、自分が背負う覚悟を持てるかどうか。
それが、経営者としての大きな分岐点になります。
手伝ってもらうのではなく、支える側に立つ。
その意識が、組織の信頼を生みます。

ブログ提供企業

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