「なんとかして」は指示じゃない

2025/07/7
「これ、なんとかしておいて」
「いい感じにまとめて」
「柔軟に対応してくれたら助かる」──
言葉としてはやさしく聞こえるかもしれません。
でもそれは、“具体性を伴わない指示”=ただの丸投げになっている可能性があります。
「伝えたつもり」で終わっていないか?
経営者が「これで伝わるだろう」と思っていても、
実際に受け取る側は、**「何を、どう、どのレベルまでやればいいか分からない」**と困っていることがよくあります。
抽象的な表現のまま渡してしまうと、
判断も進行もすべて現場任せになり、結果的に**「違った」「伝わってない」**というズレが生まれます。
言葉があいまい=責任もあいまいになる
「なんとかして」という指示は、誰がどう動いても正解にしづらく、
**何かあったときに“責任の所在がぼやける”**状態を生みます。
経営者が伝える言葉は、そのまま組織の動きにつながります。
だからこそ、曖昧な表現はトラブルの芽だと心得ておく必要があります。
指示は「相手が動けるレベル」で
・ゴールは何か
・期限はいつか
・優先順位はどうか
・判断の軸はどこか
こうした情報がセットになって初めて、“人が自信を持って動ける指示”になります。
やってほしいことを“自分の頭の中だけに置いたまま”にせず、言葉として引き渡す責任が経営者にはあるのです。
まとめ
ふわっとした言葉で任せることは、優しさではありません。
それは、相手に迷いと責任を押しつけているだけかもしれません。
「伝えた」のではなく、「伝わる形で渡せたか」。
経営者としての信頼は、そこで決まります。
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