"申し訳なさ"とサヨナラ!〜働くママの罪悪感を手放す心の処方箋〜

2025/06/09
「もっと子どもと一緒にいるべきでは…」その葛藤、共感します
「仕事中は子どものことが気になり、子どもと一緒にいる時は仕事のことが気になる…」
「どちらも中途半端な気がして自分を責めてしまう」
そんな罪悪感に悩まされていませんか?
実はこの感情、働くママの約 85%が経験している普遍的なものなのです。
「完璧なママ」神話と罪悪感の正体
心理学者によれば、働くママの罪悪感は社会的に構築された「良いママ像」と現実のギャップから生じるもの。
メディアや周囲の期待が「常に子どものそばにいる献身的な母親」というイメージを植え付けています。
しかし、こうした理想像は歴史的に見ても非常に新しく、また非現実的なものです。
実際、長期研究では「適度に自立したママを持つ子どもは、社会的スキルや適応力が高い」という結果も出ています。
罪悪感の多くは、実は子どもの幸せとは無関係な「社会的価値観」に由来するのです。
【実践】罪悪感を手放す 3 つの心理テクニック
① 「バランスシート法」で思考の偏りを修正する
「ママとして不十分」という思いが強まったとき、紙を二分して左側に「不十分だと感じる根拠」、右側に「十分な点・良い影響」を書き出してみましょう。
例えば「今日は残業で寝かしつけできなかった」という左側の記述に対し、右側には「経済的安定を提供している」「仕事で得た知識を子どもの質問に活かせた」など、普段見落としがちなプラス面を書き出します。
両面を客観的に見ることで、思考のバランスが取れてきます。
② 「内なる批評家」に名前をつける
自分を責める内なる声を第三者化してみましょう。
例えば「批評家の鈴木さん」など、具体的な名前をつけて「また鈴木さんが批判してるな」と距離を置いて観察します。
これは認知行動療法の手法で、自動的な否定的思考から一歩引いて、それが「あなた自身」ではなく「あなたの中の一つの声」に過ぎないと認識することで、感情に振り回されにくくなります。
③ 「自分への親切」を意識的に練習する
自分が親友だったら何と言うかを考えてみましょう。
「子どもが熱を出したとき、友人が罪悪感を感じていたら何と言うか?」と想像し、その優しさを自分自身にも向けるよう意識します。毎日寝る前に「今日、自分によくやったと言えること」を 3 つ書き留める習慣も効果的です。研究によれば、この「自己慈悲」の習慣は 2 週間続けるだけでストレスホルモンの減少につながります。
見今日からの小さな一歩:「自分許可証」を作ろう 出し
今日、小さなカードに「私は完璧でなくていい」「自分らしい選択を信じる」など、自分を解放する言葉を書いて財布に入れておきましょう。罪悪感が強まったとき、このカードを見て深呼吸する小さな習慣が、大きな心の変化につながります。
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