リモートワーク営業の KPI 設定と管理

2025/06/19
リモートワーク営業では、明確な KPI(重要業績評価指標)の設定と管理が成功の鍵となります。
適切に設計された KPI は、営業活動の方向性を示すだけでなく、モチベーション維持や効率的な業務改善にも貢献します。
今回は、リモートワーク営業に特化した KPI 設定と効果的な管理方法をご紹介します。
主要ポイント
1. バランスの取れた KPI 設計:
アクティビティ指標(電話件数、メール送信数など)、パイプライン指標(商談数、
提案書作成数など)、結果指標(成約率、売上高など)をバランスよく組み合わせましょう。
2. リモート特有の指標の追加:
オンライン商談の実施時間、デジタル資料のエンゲージメント率(閲覧時間、クリック率など)、フォローアップメールの開封率といった、リモート環境ならではの指標も取り入れることで、活動の質を評価できます。
3. 可視化ツールの活用:
Salesforce などのダッシュボード機能や Tableau、Power BI などの可視化ツールを活用し、KPI の達成状況をリアルタイムで共有しましょう。視覚的な進捗把握がモチベーション維持に役立ちます。
4. 定期的な見直しと調整:
四半期ごとに KPI の有効性を検証し、必要に応じて調整します。市場環境の変化や戦略の変更に合わせて柔軟に指標を更新することが重要です。
実践例:トライアングル KPI 管理法
従来の「電話件数」「商談数」「契約数」という単純な指標に代えて、より包括的な指標体系を構築。
①基礎となる「活動量」カテゴリーでは電話件数に加え「メール開封率」「提案資料閲覧時間」など質を測る指標を追加。
②「商談品質」カテゴリーでは「ニーズヒアリング完了率」「デモ実施率」「提案書提出後の質問回数」など商談の深度を測る指標を設定。
③「成果」カテゴリーでは「成約率」「平均契約金額」「アップセル率」を測定。
これらの指標を Salesforce のダッシュボードで可視化し、週次ミーティングでは数値だけでなく「なぜその結果になったか」の分析にも時間を割きます。
さらに、四半期ごとに全指標の有効性を検証し、相関性の低い指標は入れ替えるなど柔軟な対応を行うことで成約率向上に役立ちます。
まとめ
リモートワーク営業における KPI 設定と管理は、単なる数値の追跡ではなく戦略的な営業活動への指針となるべきものです。
アクティビティ、パイプライン、結果のバランスを取りながら、リモート特有の指標も含め、
可視化ツールで共有し定期的に見直すことが重要です。
ブログ提供企業
株式会社Tasukaru 女性活躍推進を掲げ取り組んでいる企業 『プロフェッショナルである』という事を大事にしつつ出産・子育て中の女性・子育てが終 わった方・独身の方全ての方々に幅広く柔軟な働き方を提供している企業 https://tasukaru39.com/