【無意識の偏見】採用から昇進まで—組織内に潜む見えないバイアスとの闘い方

2025/06/27

「女性だから育休を取るだろう」「リーダーは男性のほうが向いている」。
こうした思い込みは、本人も気づかないうちに判断を左右します。職場における「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」の影響力と対策を考えます。

気づかぬうちに下す判断

無意識の偏見とは、自分でも気づかないうちに持っている思い込みのこと。
採用面接では同じ回答でも、男性は「自信がある」、女性は「攻撃的」と評価されがちです。
昇進審査でも「リーダーらしさ」の基準が知らず知らずのうちに男性的特性に偏っていることがあります。

組織の中の「当たり前」を疑う

「この仕事は体力が必要だから」「子育て中だから負担をかけられない」。
善意から生まれる配慮も、実は機会損失を生んでいます。
評価基準の曖昧さや、「〇〇らしさ」を求める風土は、無意識の偏見が働きやすい環境を作ります。

「見える化」で偏見と向き合う

評価基準を明確にし、数値で検証する。
採用や昇進の判断は複数人で行い、多様な視点を入れる。「なぜそう思ったのか」と自分の判断を振り返る習慣をつける。
無意識の偏見は誰もが持つもの。重要なのは「気づき」と「修正」の姿勢です。
完全な中立は難しくても、偏りに気づく努力は可能です。
無意識の偏見に気づくことが、公平な組織への第一歩となります。

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