心理学に基づく説得力アップテクニック

2025/6/7

「なぜ似たような提案なのに、ある人の話は受け入れられ、ある人の話は断られるのか?」と
不思議に思ったことはありませんか?
実は人の意思決定には、科学的に解明された心理パターンがあります。
本稿では、テレマーケティングで即実践できる心理学的テクニックをご紹介します。

「返報性の原理」を活用する

まず価値を与えることで、相手も何かを返したいと感じる心理を「返報性の原理」と言います。
ある保険代理店では、電話の冒頭で「今だけの特別情報をお伝えします」と業界の最新動向を
簡潔に解説した後に提案したところ、話を聞いてもらえる率が41%向上しました。
重要なのは「まず与える」という順序です。
「資料をお送りしてから改めてご連絡します」よりも「今すぐお役立ち情報をお伝えします」
の方が効果的です。

「社会的証明」の力を借りる

「多くの人がすでに選んでいる」という事実は強力な説得材料になります。
ある通信販売会社では「同じような企業様の70%がこのプランを選ばれています」という一言を
加えただけで、成約率が23%アップしました。
具体的な数字を示すことと、相手と似た属性(「同業の」「同規模の」など)を強調することがポイントです。 

「一貫性の原理」を引き出す

人は自分の発言や行動に一貫性を持たせたいという心理があります。
ある教材販売会社では「お子さんの教育に力を入れていらっしゃる方ですよね?」と質問し、
「はい」と答えてもらった後に提案すると、承諾率が28%向上しました。
最初に小さな「はい」を引き出す質問から始めることが効果的です。 

まとめ

心理学に基づくテクニックは「操作」ではなく「自然な意思決定の手助け」です。
真に価値ある提案であることが前提ですが、伝え方の工夫で説得力は大きく変わります。
明日からのコールで「まず価値を与える」「具体的な事例を示す」「小さな同意から始める」のいずれかを試してみましょう。
心理学を味方につけると、会話の流れが変わります。

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